
小坂町で観察される鳥類は百種類以上で、御嶽山(3,067m)と市街地の約2,500mの標高差の中に多様な野鳥の生息が観られます。
春から夏にかけては夏鳥が飛来し、がんだて公園や三つ滝コース周辺ではオオルリのさえずりがよく聞こえ、姿も見られます。溶岩台地上のコナラの森ではキビタキ、センダイムシクイ、ジュウイチなど、湯屋周辺ではアカショウビンの声も聞くことができます。
亜高山帯の濁河温泉周辺ではコマドリや、ルリビタキ、メボソムシクイなどが見られます。沢沿いにはカワガラスが生息しミソサザイの美しいさえずりも聞く事ができます。
御嶽頂上付近ではライチョウ、ホシガラスなど高山帯を代表する鳥を見ることができます。
また冬季は、小坂ダム周辺にカワアイサ、オシドリなどカモ類が渡来して、
ヤマセミなども気軽に親しめる場所です。
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コガラ, キクイタダキ, ゴジュウカラ(通年) |
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ミソサザイ、 |
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オオルリ、キビタキ
コルリ、メボソムシクイ |
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アカハラ |
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マヒワ、アトリ |
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カワアイサ、ミコアイサ、オシドリ、 |
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カワガラス |
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フクロウ |
御岳山麓に広がる大自然には、カモシカをはじめ、ニホンザル、ノウサギ、タヌキ、オコジョ、キツネ、テン、ツキノワグマ、ニホンリス、ニホンジカ、など、様々な動物が生息しております。
どんびき平周辺ではカモシカの姿が頻繁に見られます。出逢えなくても、足跡やフンを手がかりに、どんな動物が暮らしているのか観察するのも楽しみの一つとなるかもしれません。
豊富な流量と素晴らしい透明度である小坂川。
白泡をたて早瀬と青い水をたたえる深淵が交互に出現する渓相は、極めて価値の高いまれな存在とも言われています。
そこに生息する魚類は、イワナ、アマゴ、アジメドジョウ、カジカなど10種ほど。
巌立峡・三ツ滝の遊歩道上からも、足元にイワナやアマゴなど渓流を代表する魚たちを観ることができます。
小坂町ではカブトムシやミヤマクワガタなどクワガタムシのなかまが見られます。
また、とてもきれいな水の中でしか生きることができないカワゲラのなかまなどの水生昆虫が多く生息しています。
春にはギフチョウが見られ、夏には沢沿いで青緑色に輝くミヤマカラスアゲハが飛び交います。
御嶽頂上付近では高山蝶のクジャクチョウも見ることができます。