
旧御嶽登山口の一の鳥居公園から、
御嶽溶岩流沿いに遊歩道や林道を利用して三ツ滝、あかがねとよ等を見る最もポピュラーなコースです。
途中の溶岩流の断面『巌立』〔天然記念物〕は圧巻です。
巌立公園から滝見遊歩道を歩いて5分程で下段・中段・上段の迫力ある3つの滝が観察できます。
行者橋を渡り、さわら谷林道(平坦)を30分程歩くと見られます。
「あかがね」は銅を意味し「とよ」は「雨樋」を意味します。渇水期になると雨樋に程水が流れませんが、滝壷には水があります。
これは、上流で溶岩の下を伏流するためで、
滝の名がつかない滝は小坂ではここのみです。
あかがねとよから徒歩1分、さわら谷本流にて見られます。かつての滝壷がドーム状に大きく現在の滝壷を覆っているため音が反響します。
林道から聞こえる滝の音もからたに滝です。
また、虹も観察できます。晴れて日が射す午後に見ることができます。
5万4千年前の御嶽山の大噴火によって大量の溶岩が流れ出ました。冷え固まった溶岩流は長い歳月をかけて侵食され今に至り、台地を形作りました。この溶岩台地の上にはコナラを主体とした雑木林が広がり春は新緑、秋は紅葉など季節ごとに美しい表情を見せてくれます。
一の鳥居からからたに滝までのコース沿いには、タマアジサイがあります。観賞用のアジサイと違い可憐で目立ちません。花は、7月下旬から8月一杯咲きます。
工程の大半が遊歩道、林道歩きですので、極端に歩きずらい靴、服、を除けば大丈夫です。